ジャン=ミシェル・オトニエルが8年ぶりに個展を開催、日本文化や古典作品に着想を得た作品を展示
Jean-Michel OTHONIEL Kiku - Ōtaniro (Earthen yellow-red-brown) Tokyo 2020
Image by: © Jean-Michel Othoniel / JASPAR Photo: Claire Dorn / Courtesy of the artist and Perrotin
Jean-Michel OTHONIEL Kiku - Ōtaniro (Earthen yellow-red-brown) Tokyo 2020
Image by: © Jean-Michel Othoniel / JASPAR Photo: Claire Dorn / Courtesy of the artist and Perrotin
ジャン=ミシェル・オトニエルが8年ぶりに個展を開催、日本文化や古典作品に着想を得た作品を展示
Jean-Michel OTHONIEL Kiku - Ōtaniro (Earthen yellow-red-brown) Tokyo 2020
Image by: © Jean-Michel Othoniel / JASPAR Photo: Claire Dorn / Courtesy of the artist and Perrotin
UPDATE
2020年10月6日更新:好評につき、会期を11月7日(火)まで延長。
現代アーティスト ジャン=ミシェル・オトニエル(Jean Michel Othoniel)が、2012年に原美術館で開催された回顧展以来8年ぶりの個展「夢路(DREAM ROAD)」をペロタン東京で開催する。会期は9月16日から10月24日までで、事前予約制。
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ジャン=ミシェル・オトニエルは1964年フランス生まれ。1980年代後半からドローイングや彫刻作品、インスタレーション、写真、執筆、パフォーマンスと多様な制作を続けている。初期作品では硫黄や蝋など可逆性のある素材を用いていたが、93年からはガラスを用いた作品を発表。六本木ヒルズ毛利庭園内にある「Kin no Kokoro」など、ガラスで作られた作品はオトニエルのトレードマークとなっている。
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国内ギャラリー初展示となる個展「夢路」は、五感に訴えかける抽象的なインスタレーションや金箔に描いた絵画などを展示。展覧会名は、古今和歌集や後撰和歌集などに登場し、「夢を見る」と「愛する人と夢で逢う」という二重の意味を持つ「夢路」に由来しており、感情は想像や空想への夢の路であり、感情への鍵は花のように素朴なものである、という意味を込めたという。
Kiku – Hiwamoegiiro (Siskin sprout yellow) Tokyo 2020
Image by: ©️Jean-Michel Othoniel / JASPER Photo: Claire Dorn / Courtesy of the artist and Perrotin
会場では、日本の古典文化において不老不死の象徴であると共に、脆く儚い人生への対比表現でもあった菊花からインスピレーションを受けた新シリーズ「Kiku」を展示。植物を彷彿とさせる一方で「結び目」にも見えるように象られた「Kiku」は、日本文化における「結び」などを参考にしたという。作品には鏡面するガラス素材を用いており、オトニエルは「作品を見ている自らの反射を観ることにより自身の想像力を解放できる。これら花々には目に見える以上のものがあり、魅力的であると同時に危険でもある」とコメント。またメインスペースでは、オトニエルが繰り返し訪問した「文京菊まつり」から着想を得た彫刻作品が展示される。
■夢路(DREAM ROAD)
会期:2020年9月16日(水)〜10月24日(土)
住所: 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階 ペロタン東京
開館時間:12:00〜18:00 ※事前予約制
観覧料:無料
予約サイト
Jean-Michel OTHONIEL Kiku - Ōtaniro (Earthen yellow-red-brown) Tokyo 2020
Image by: © Jean-Michel Othoniel / JASPAR Photo: Claire Dorn / Courtesy of the artist and Perrotin
Jean-Michel Othoniel in front of his installation “ La Rose du Louvre”, in the Louvre Museum, 2019
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