メンズスキンケアブランド「バルクオム(BULK HOMME)」が、ニッセイ・キャピタル、丸井グループ、DIMENSION、きらぼしキャピタルを引受先とした第三者割当増資を行い、日本政策金融公庫などからの融資を合わせて総額約15億円の資金調達を実施した。ニッセイ・キャピタルと丸井グループはバルクオムへの追加出資となり、DIMENSIONときらぼしキャピタルは今回から新たな株式保有者となる。
バルクオムは2013年に誕生。「メンズスキンケアブランド世界シェア No1」のビジョンを掲げ、7月時点でシリーズ累計500万本を出荷した。また、2017年の台湾を皮切りに、中国や韓国、香港など6つの国と地域で展開。今年5月からイギリスとフランスでの販売を開始したことで欧州進出を果たした。ヨーロッパへの進出に合わせ同地域で販売する商品は、外箱を従来のプラスチック製からFSC認証を受けた紙素材に刷新している。
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今回得た資金は、テレビCMやデジタル広告などのマーケティング施策の強化、売上急増に伴う発送遅延と問い合わせ対応の向上のためのCRM部門の体制強化のほか、アジア諸国や東南アジア、ヨーロッパ諸国、アメリカなどのグローバル展開の推進に活用するという。
なおブランドでは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、販売店舗が臨時休業したことやメンズスキンケアへの注目が高まったことなどから、ECの売上が急上昇。3月は前年同月比で90%増、4月は同165%増、5月は同145%増となった。6〜8月に関しては200%以上の成長を維持しているという。
■バルクオム:公式サイト
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