Image by: FASHIONSNAP
ファッション業界ではサステナビリティーを重視した取り組みが広まり、衣類の回収を受け付けるブランドや企業が増えています。大型連休や年末の大掃除に合わせて服の断捨離を計画している人は、いらない服を捨てずにリサイクルしてみては?「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」「無印良品」「H&M」「ザラ(ZARA)」など、衣類品の回収サービスを展開しているブランドをまとめました。
(※いずれも2022年9月22日時点の情報)
ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング
ADVERTISING
ユナイテッドアローズの「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS green label relaxing)」では、ダウン製品の回収を行っています。回収したダウン製品は、羽毛のリサイクル社会を目指すプロジェクト「グリーンダウンプロジェクト(Green Down Project)」に提供されます。
■「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」グリーンダウンプロジェクト
期間:常時
対象商品:ダウン混率50%以上のダウン製品(ブランド不問)
実施店舗:ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング、ワークトリップアウトフィッツ グリーンレーベル リラクシング、ルロウ グリーンレーベル リラクシング 各店舗(オンラインストアは除く)
回収方法:レジに持参
UNIQLO・GU
ファーストリテイリンググループの「ユニクロ(UNIQLO)」と「ジーユー(GU)」は、全店舗に両ブランドが販売した商品を回収するリサイクルボックスを設置。回収された衣類は難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人に届けられます。
また、2020年からユニクロはダウン商品のリサイクルを実施。布部分に汚れやシミがあるもの、ファスナーなどのパーツが破損しているものも対象となります。各店舗に設置された回収ボックスにて常時回収を受け付けており、回収されたダウンは東レの工場に送られ、ダウンとフェザーを取り出し再生されます。同年11月には、不要になったユニクロの服を回収し新たな価値を与えるプロジェクト「リユニクロ(RE.UNIQLO)」を始動し、ダウンを再生・再利用した新商品第1弾「リサイクル ダウンジャケット」の販売を開始しました。現在、一部店舗と公式オンラインストアで取り扱っています。
■ユニクロ・ジーユー 全商品リサイクル活動
期間:常時
対象商品:ユニクロ、ジーユーの製品のみ
実施店舗:国内のユニクロ・ジーユー全店舗
回収方法:店内の回収ボックス、店舗スタッフまで問い合わせ
特設ページ
■ユニクロのダウンリサイクル
期間:常時
対象商品:ユニクロのダウン商品
実施店舗:国内のユニクロ全店舗
回収方法:レジに持参
特設ページ
無印良品
無印良品で販売した衣料品全般の回収を常時行っており、MUJI passport会員は1回の回収でその場で1,000マイルが付与されます。回収された繊維製品はバイオエタノールなどにリサイクルされるほか、状態が良いものは染め直した上で限定店舗で再販売されています。
■無印良品 BRINGプロジェクト
期間:常時
対象商品:無印良品の繊維製品全般(衣料品、タオル、シーツ、カバー類など ※下着、くつ下を除く)※店頭回収は洗濯した上で持参
実施店舗:国内の無印良品店舗
※無印良品一部店舗(西友インショップ各店)、Cafe & Meal MUJI 各店では未実施
回収方法:店舗スタッフまで問い合わせ
特設ページ
H&M
「H&M」では、ブランドや状態を問わず衣料品の回収を国内全店舗で常時受け付けています。片方だけの靴下や古いシーツも持ち込むことができます。点数に限らず、いらなくなった衣類を詰め込んだ袋1つにつき、3,000円以上の買い物の際に使える500円割引のクーポンが進呈されます(1人1日最大2枚まで)。
回収された衣類のうち、まだ着用できるものは古着として世界の市場で販売、もしくはリメイク用の材料や清掃用品などに再利用。再着用・再利用できない布地は新たな繊維としてリサイクルされるほか、自動車産業などの制振材や絶縁材などに使用されます。
■衣類回収プログラム
期間:常時
対象商品:衣服、毛布、帽子など(ブランド不問)
※回収できないもの:バッグ、靴など
対応店舗:国内のH&M全店舗
回収方法:レジに持参
特設ページ
ZARA
国内の全店舗に設置した回収用コンテナで商品リサイクルを受け付けています。ブランドは不問で、衣類のほかにホームファブリックも対象となっています。回収された商品や衣類は分別・分類され、適切な用途に活用されます。
■ZARA 衣料品リサイクル
期間:常時
対象商品:衣類、ホームファブリック(ブランド不問)
実施店舗:国内のザラ全店舗
回収方法:店内の回収コンテナ
特設ページ
アーバンリサーチ
「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」でも羽毛製品の回収を行う「グリーンダウンプロジェクト(Green Down Project)」を実施。ダウンだけではなく、羽毛布団の回収にも対応します。対象商品は、品質表示の組式の「ダウン率」が50%以上のもの、またはグリーンダウンプロジェクト「VIRGIN DOWN」のハングタグ(吊り札)が購入時に付いている商品。
■アーバンリサーチ「グリーンダウンプロジェクト」
期間:常時
対象商品:羽毛製品
※品質表示の組式の「ダウン率」が50%以上のもの
※グリーンダウンプロジェクト「VIRGIN DOWN」のハングタグ(吊り札)が購入時に付いている商品
実施店舗:URBAN RESEARCH、URBAN RESEARCH DOORS、URBAN RESEARCH Store、URBAN RESEARCH ROSSO、かぐれ、KBF、SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH、URBAN RESEARCH Sonny Label、URBAN RESEARCH warehouseの全9ブランドのうち、回収ボックスを設置している店舗
回収方法:回収ボックス
特設ページ
パタゴニア
「パタゴニア(Patagonia)」では2005年にリサイクルサービスを開始し、これまでに累計80トン以上を回収したそう。店頭に設置した専用ボックスで回収を受け付けているほか、パタゴニアの流通センターに送付することもできます。回収した製品は新しい繊維や生地にリサイクル。回収時点で素材としての価値があるものや、まだ十分に使える状態の製品については別の用途に使われるほか、古着として再利用されます。
■Worn Wear
期間:常時
対象商品:パタゴニア製品のみ
実施店舗:直営店22店舗全店
回収方法:店頭の回収ボックス、または所定の住所に送付(送料別途発生)
送付先:
270-1369
千葉県印西市鹿黒南1-2 グッドマンウェスト4階 DHLサプライチェーン(株)
「パタゴニア・リサイクル」係
電話番号:0800-8887-447
特設ページ
ゴールドウイン
「ザ ノース フェイス(THE NORTH FACE)」「ヘリー ハンセン(HELLY HANSEN)」などを展開するゴールドウイン(GOLDWIN)はブランドや製品状態を問わず回収に対応しています。服のみを対象とし、持ち込む前の洗濯が必要。持ち込み点数は問わず、一日の持ち込み回数は1回まで。提供者には500円分のクーポンが付与されます。
■GREENCYCLE
期間:常時
対象商品:ウェア(ブランド不問)
※回収できないもの:下着、靴、バッグ、靴下、帽子、手袋などのアクセサリー
実施店舗:特設ページ参照
回収方法:レジに持参
特設ページ
スノーピーク
日本全国の直営店の回収箱で、テントや衣料品等の布製品の回収を行っています。回収された製品は、特殊技術により衣類の原料となる再生ポリエステル樹脂となり、その樹脂をポリエステル繊維に組み替えてロングスリーブTシャツなどを製造しています。持参した人にはオリジナルステッカーを進呈。
■SNOWPEAK RyCYCLE PROJECT
期間:常時
対象商品:テント、タープ、シュラフ、衣料品(ブランド不問)
※回収できないもの:靴、カバン、アクセサリー
実施店舗:スノーピーク直営店
回収方法:レジに持参
特設ページ
洋服の青山
「洋服の青山」ではスーツやワイシャツから、ベルトや靴などの小物類まで幅広く回収を受け付けています。下取りすると、10%オフのクーポン券を配布しています。回収点数は1人1アイテムにつき5点まで。
■洋服の青山 スーツの下取りサービス
期間:常時
対象商品:ワイシャツ、ブラウス、スラックス、スカート、シューズ、バッグ、ベルトなど(ブランド・状態不問)
実施店舗:洋服の青山 全店
回収方法:店舗スタッフまで問い合わせ
特設ページ
オンワード樫山
オンワード樫山は、オンワードの製品を対象に回収を行う「オンワード・グリーン・キャンペーン(Onward Green Campaign)」を一部を除く全国の百貨店内の店舗で実施。1回の来店につき10点まで持ち込みが可能で、オンワードメンバーズカードを所持していると1点につきにオンワードグリーンポイントが500ポイント付与されます。ポイントは購入金額税込2500円ごとの購入につき500ポイントが利用可能です。
回収された衣料品の一部は、日本赤十字社の協力のもと、毛布や軍手にリサイクルされ、世界の被災地支援などに活用されます。
■オンワード樫山「オンワード・グリーン・キャンペーン」
期間:常時
対象商品:オンワード製品の婦人、紳士、子ども、ゴルフ用などの衣料品
実施店舗:全国の百貨店内のオンワード樫山の店舗(※一部店舗を除く)
回収方法:各店舗に持参
特設サイト
三越伊勢丹
三越伊勢丹は、三越日本橋本店、伊勢丹新宿店限定で常設の衣料品買取・回収窓口「アイムグリーン(i’m green)」を設置し、公式サイトで来店予約を受け付けています。対象商品は衣料品のほか、時計やステーショナリー、宝石、骨董品などさまざまで、公式サイトに記載のない商品でもアイムグリーンの公式ラインで相談が可能です。
買取の場合には現金の手渡しや振り込みで対応しており、買取ができないものは資源としてリサイクルされます。
■三越伊勢丹「アイムグリーン」
期間:常時
対象商品:衣料品、バッグ、時計、宝石、骨董品、ステーショナリーなど(※家具家電等は対象外)
実施店舗:三越日本橋本店、伊勢丹新宿店
回収方法:各店舗に持参(※本人確認書類の提示が必須)
特設サイト/公式LINEアカウント
オールユアーズ
「オールユアーズ(ALL YOURS)」のプロジェクト「環す(まわす)」では、衣服を循環させる取り組みとして、他社ブランドの製品を含む衣料品の回収を行っています。公式サイトの専用申込フォームから申請を行い、不要な衣服を所定の住所に郵送することで、オールユアーズの公式オンラインストアで利用可能なギフトカードをもらうことができます。ギフトカードの金額はアイテムによって異なり、オールユアーズ製品の場合には本体価格の20%相当、他社製品は1点につき一律300円分となります。
■オールユアーズ「環す」
期間:常時
対象商品:他社ブランドを含む衣料品
実施店舗:オールユアーズの公式サイト
回収方法:公式サイトの専用フォームから申し込みを行い、所定の場所に発払いで郵送(※送料別途発生)
送付先:721-0913
広島県福山市幕山台1丁目20-27
ALL YOURS 製品回収センター
特設サイト
アルペングループ
アルペングループでは衣料品の回収を行う取り組み「ツナグ・リサイクル」を実施しており、全店舗に専用のボックスを設置しています。回収対象は下着や靴下、帽子などを除く衣服のみで、他社ブランドの製品の持ち込みも可能。回収したアイテムは、回収した衣類を新たな衣類へとリサイクルするプロジェクト「BRING」を通じて、まだ着られるものは寄付やリユースに、着られないものはパーツごとに分けて再利用されます。
■アルペングループ「ツナグ・リサイクル」
期間:常時
対象商品:衣類(※下着、靴下、帽子、手袋、バッグ、靴等は対象外)
実施店舗:アルペングループの全店舗
回収方法:店頭の回収ボックス、または店頭スタッフに手渡し
特設サイト
デサント
スポーツメーカーのデサントは、サステナビリティを推進する活動「リ:デサント(RE:DESCENT)」の一環として、直営店「デサント ブラン(DESCENTE BLANC)」の全店で衣料品回収を実施しています。各店の店頭にボックスを設置しており、回収したアイテムは新たな製品へと生まれ変わらせるための取り組みに利用されます。
■デサント「リ:デサント」
期間:常時
対象商品:デサントジャパンが展開する全ブランドのアイテム(※革製品、シューズ、バッグは対象外)
実施店舗:デサント ブランの各店舗
回収方法:店内の回収BOX、またはスタッフに問い合わせ
公式サイト
エーグル
「エーグル(AIGLE)」では直営店11店舗でブリングによる衣料品回収を実施。回収された衣服はブリングを運営するJEPLAN独自のケミカルリサイクルによって再資源化され、新しい糸や生地に生まれ変わります。また、ラバーブーツの回収も実施しており、エーグル独自のCSRパートナーを通じてリユース、アップサイクルされます。
■エーグル BRINGプロジェクト/ラバーブーツ回収
期間:常時
対象商品:AIGLEの衣料品、ラバーブーツ
実施店舗:エーグル原宿、サッポロファクトリー、流山おおたかの森S・C、ららぽーと TOKYO-BAY、アーバンドックららぽーと豊洲、マルイ北千住、たまプラーザテラス、コクーンシティ、ららぽーと富士見、名古屋ラシック、アミュプラザ博多
回収方法:各店舗に持参(※衣類は洗濯した上で持参)
公式サイト
チュチュアンナ
「チュチュアンナ(tutuanna)」では、不要になった靴下やブラジャー、ウェアを全店舗で回収しています。他社ブランドの製品も対象で、回収希望アイテムは袋に封をした状態で受け取ってもらえるので安心です。回収された衣類は専用のリサイクル工場で再資源化され、再生ポリエステルや自動車内装材などに生まれ変わります。
■チュチュアンナ リサイクル
期間:常時
対象商品:ブラジャー、靴下、ウェア
実施店舗:チュチュアンナ全店舗
回収方法:回収希望のアイテムを袋に入れ、封をした状態で持参
公式サイト
ナンガ
「ナンガ(NANGA)」は、ダウンアイテムを回収する取り組み「Green Down Project」を常設の直営店と全国を巡回するイベントで展開しています。ダウン率が50%以上であれば、穴が空いていて汚れているアイテムや、ナンガの製品でなくても持ち込みが可能。回収したアイテムは、再洗浄してリサイクルされます。
■ナンガ「Green Down Project」
期間:常時
対象商品:ダウン率50%以上のアイテム(穴が空いていて汚れがあるアイテムや他社ブランドのアイテムでも可)
実施店舗:ナンガの各店舗
回収方法:店頭に設置の回収BOX
公式サイト
大丸東京店
大丸東京店では、レッグウェアブランド「スウェーディッシュ ストッキング(SWEDISH STOCKINGS)」の回収ボックスを1階の婦人洋品売場に設置しています。ナイロン製のストッキングやタイツ、靴下を対象としており、回収されたアイテムはオイルタンクを形成する成分や、飲食店などに設置される油と水を分けるフィルター「グリストラップ」に生まれ変わります。
大丸東京店「スウェーディッシュ ストッキング」
期間:常時
対象商品:ナイロンを使用したストッキング、タイツ、靴下
実施店舗:大丸東京店 1階 婦人洋品売場
回収方法:専用回収ボックス
公式サイト
ADVERTISING
TAGS
記事のタグ
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
sacai Men's 2025 SS & Women's 2025 Spring Collection
【2024年下半期占い】12星座別「日曜日22時占い」特別編