
ショーのフィナーレ
Image by: FASHIONSNAP
「ニナ リッチ(NINA RICCI)」が、ルシェミー・ボッター(Rushemy Botter)とリジー・ヘレブラー(Lisi Herrebrugh)をクリエイティブディレクターに迎えて初のランウェイショーを3月1日パリで開催した。
ルシェミー・ボッターはアントワープ王立芸術アカデミーでウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter van Beirendonck)やダーク・ヴァン・セーヌ(Dirk Van Saene)に師事。在学時から頭角を現し、パートナーのヘレブラーと2017年にメンズブランド「ボッター(BOTTER)」を立ち上げた。昨年、イエール国際フェスティバルのファッション部門でグランプリを受賞し、ニナ リッチのディレクターに抜擢された。
初のランウェイとなる2019-20年秋冬コレクションでは、カリブにルーツを持つボッターが親しみを持つ「ビーチ」をテーマにコレクションを構成。メンズウェアならではのテーラードを取り入れながら、エフォートレスかつ洗練されたアイテムを揃えた。前半は、ネイビーやベージュ、ホワイトをベースに、セットアップやシャツ、コート、オーガンザのシースルードレスなどのミニマルな正統派スタイル。中盤以降は、ネオンオレンジやパラキートグリーン、コバルトブルーといった対照的な色を差し込み、ネオプレン素材を使用してマニッシュでスポーティーな要素が追加された。水着のシルエットを前身頃に縫い付けたオーバーコートや高さのあるシェードハット、砂浜の質感を出すためにスプレープリントしたコートなどが、テーマのビーチを連想させる。
ボッターとヘレブラーは、ニナ リッチでの最初の仕事を「ブランドの歴史を設立当初まで遡って、素材やテクニック、シェイプについてたくさんリサーチした。それらをどう現代に蘇らせ、モダンに表現するか、ということについてディスカッションを重ねたてきた」と振り返る。今後については「ブランドの持つロマンチックでエレガントなイメージにリスペクトを払いながら、新鮮さや若さ、といったエネルギーをブランドに吹き込みたい」と話している。
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