ファッションカテゴリが充実した施設以外にも、2016年の都内は大型の複合施設が相次いでオープン。住友不動産のフラッグシッププロジェクトとして東京メトロ六本木一丁目駅周辺で進められている「六本木三丁目東地区再開発事業」は今年中竣工を予定し、高さ約249メートルの業務棟(40階)と住宅棟(27階)の他に、商業棟(3階)が建設予定で、テナントの発表が期待される。夏には、赤プリ跡地を開発してプリンスホテルの最上級ホテルやカフェ&レストランを展開する「東京ガーデンテラス」、10月末には、東京駅東エリアのランドマークとして歴史的建築物を保存・再生させた施設で低層には商業エリアを設ける「京橋エドグラン(KYOBASHI EDOGRAND)」が完成予定。再開発が進む渋谷エリアには、ヒューリックによる延床面積およそ2,000平方メートルのライフスタイル発信型商業施設が秋ごろに営業を開始する。
東京23区以外の首都圏では、新世代ファミリーを核ターゲットとしたショッピングセンターの競争が激しくなっており、この春には、セブン&アイ・ホールディングス最大の商業施設で新屋号となる「セブンパーク アリオ柏(SEVENPARK ARIO KASHIWA)」がオープン予定。

秋には、約240店舗で構成する「(仮称)ららぽーと平塚」も開業する。

新施設の相次ぐ開業に対し、既存施設では大型リニューアルで魅力向上を図る。開業10周年を迎える表参道ヒルズは、過去最大のリニューアルを3月に実施。6月にかけて全体の4割を超える店舗を入れ替え、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」など海外ブランドから「クラネ(CLANE)」といった国内ブランドまで新規33店舗を導入する。長さ約250メートルのファサードの外壁照明やメインエントランスも刷新される。
《出店ラインナップ一覧》
もっと詳しく>>
・【取材レポ】10周年「表参道ヒルズ」がファッション強化 過去最大リニューアルで館内一新
・表参道ヒルズ10周年、菜々緒がミハラのショーで祝福
・マルジェラ「MM6」が表参道ヒルズ大階段をジャック 旗艦店出店
・原宿のギャラリーROCKETが表参道ヒルズ同潤館に移転 モードの最前線を発信

六本木ヒルズは、ウェストウォーク4階にハイカジュアルのメンズファッションゾーンを3月に新設。「N.ハリウッド(N. HOOLYWOOD)」や「ソフ(SOPH.) 」の旗艦店、商業施設初出店の「アタッチメント(ATTACHMENT)」などの13店舗で構成する。
《出店ラインナップ一覧》
もっと詳しく>>
・【インタビュー】高橋・清永・尾花・落合 デザイナー4人が六本木会合 〜ヒルズ、遊び、今気になること〜
・六本木ヒルズの新メンズゾーン、アンダーカバーやNハリなどが協業プロジェクト始動

ADVERTISING
最終更新日:
ADVERTISING