アマンと三井不動産が2016年春、新リゾートホテル「アマネム（Amanemu）」を三重県志摩市に開業する。アマンにとって「アマン東京」に続き日本で2軒目となり、初の温泉付きリゾートとして展開する計画だ。

　大崎半島の先端に位置する「アマネム」は、伊勢志摩国立公園内にあるリゾート施設「ネム ホテル（NEMU HOTEL）&リゾート（RESORT）」（「合歓の郷ホテル＆リゾート」から改名）内にオープン。「真珠の湾」として知られる英虞湾沿いに施設を構え、名前はサンスクリット語の"平和なる"を意味する「アマン」と日本語で"歓び"を表す「ネム」を組み合わせた。

　リゾートは、24室のスイートと4室の2ベッドルーム・ヴィラの全室にプライベートの温泉風呂を完備。アマン・スパには水中リラクゼーションのワツ専用プールや4室のトリートメント・スイート、ジム、ヨガスタジオを揃え、貸切温泉風呂2棟を併設する。レストランでは古代から朝廷や神宮に海産物・穀類などを献上していた「Miketsukuni（御食国）」の伝統を踏襲した日本料理メニューを提供。18ホールのチャンピオンシップ・ゴルフコースを有する「ネム ゴルフ クラブ（NEMU GOLF CLUB）」に隣接するほか、世界遺産に登録されている熊野古道や伊勢神宮など地域の伝統文化を楽しむことができる。アマンCEOのオリヴィエ・ジョリヴェは、「アマン初の温泉リゾートであり、豊富な成分を含む温泉と共に、心身の健康と伝統をテーマにした豊かな体験を提供します」とコメントしている。

■「NEMU HOTEL & RESORT」全体施設概要
所在地：三重県志摩市浜島町迫子2692番地3（伊勢志摩国立公園内）
施設：AMANEMU、HOTEL NEMU、HOTEL EXCEED NEMU、NEMU GOLF CLUBなど

Amanemu公式サイト