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セールスやPRなど、その道のプロの手を借りてビジネス規模の拡大を

2015.03.23 Mon. - 13:55 JST

ファッション コンサルタント
市川渚

ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリ、そして東京と続いてきたコレクションウィークも、先週で一段落。今週も先週からの流れでバイヤー・プレス向けの展示会を開いているブランドが多くあります。

瞬発力がモノを言うランウェイとは相反して、展示会は誤魔化しがきかない、まさにビジネスの場。いかに上手にバイヤーに感じ取ってもらって、バイイングをしてもらうのか、それはブランド自体が持ち得るパワーに左右されるところではありますが、小さな規模のブランドが、数字に繋げるべくセールス(営業)やPR(広報)的な面を確実に強化していくにあたっては、「誰が関わるのか/関わってもらうのか」というのも大きなポイントだと思っています。

東京(に限りませんが)にも、ブランド側からサンプルを預かり、外注のセールスやPRを担当する、数多くの"ショールーム"があります。自身のブランド/組織の特性を理解した上で、どこを選んで、誰にお願いするのか。その選択が、良くも悪くもビジネスの方向性をある程度決めてしまいます。

昨年、雑誌「装苑」主催の合同展「SOEN WHITE」で出会った「ケイムラカミ(KEI MURAKAMI)」。当時すでにしっかりとしたラインナップを揃えていたブランドだったにも関わらず、「取扱店舗がまだないんです」というコメントにびっくりしたのですが、セールスを外部の方にお願いし、徐々にSTOCKISTも増えていっているよう。上質な生地の選び方が上手で、パターンの良さも相成って、試着すると縦のラインが美しい細身のシルエットに毎度うっとりできる珍しい(?)日本のブランド。インポートのお洋服に慣れた感度の高い女性たちにも納得して頂けるクオリティのモノを打ち出せる、稀有な存在だと個人的に思っています。

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同じショールームで見ることが出来たのが、セレクトショップを中心にジワジワと浸透してきているバッグブランド「メアリー・オル・ターナ(MARY AL TERNA)」。女性の仕草にフォーカスして生みだされるプロダクトは、とにかくびっくりする位軽くて、使いやすい。

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そんなバッグブランドの「メアリー・オル・ターナ(MARY AL TERNA)」は、今シーズンからウェアのコレクションを新たに発表。バッグブランドとして培ってきたレザーやメタルの要素を、コートやスカートのポケットやボタン使いなどに生かし、ブランドのアイデンティティとして打ち出していました。もちろん、バッグとのマッチングもばっちり。

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そんな「メアリオルターナ(MARY AL TERNA)のルックブックの足元を彩っていたのが、メイドインジャパンにこだわった女性デザイナーが手がけるシューズブランド「セレナテラ(Selenatella)」。ブランド自体は数年前からあるそうなのですが、ここ数シーズンでリブランディングをはかり、よりエッジーでモードな打ち出しに。日本製/日本のブランドの靴というと、クラフトマンシップにフォーカスする方向に行きがちで、欧州系ブランドと比べるとどうしても、エレガントさに欠けるイメージをお持ちの方が多いのではと思うのですが、数も少なくなりつつある日本の靴職人さんと協力関係を築いて、インポートシューズにも負けないような、美しい靴を作るために努力を重ねている彼女たちの取り組みには心を打たれます。そして何より「今すぐ履きたい靴」がそこにあるんです。

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ここ数シーズン、東コレで色々なブランドのランウエイを見ていて「足元が重いなあ...」と思うことが多かったのですが、(コレクションのためのシューズを用意するのは、予算的にも大変なことだとおもうので)こういった横のつながりをイメージ作りに活かしていくのもアリですよね。「セレナテラ(Selenatella)」も、セールスを外部の方にお願いすることで、ビジネスの幅が広がっていっているそう。同じショールームには「アミューシー(amiu.c)」なども置いてあり、東京の面白い新人ブランドに出会うことができます。

まだまだ様々な課題はあるかと思いますが、さまざまなプロの方の力を借りることによって、ビジネス的にも「成功している」と胸を張って言えるような規模のブランドが、この東京コレクションウィーク周辺から育っていくことを期待しています。

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