高級リゾートホテルで知られるアマンが、古代中国の美しい町並みを残す古都・雲南省西北部の麗江に「アマンダヤン」をオープンする。ユネスコ世界文化遺産の「麗江古城」（旧市街）を見下ろす丘の上に立地し、伝統的なナシ族の建築様式をデザインに採用。中庭には、官吏採用試験の会場として使用されていた1725年建設の文成宮があり、敷地内の樹齢100年の木とともに細心の注意を払い保存されるという。

　サンスクリット語で「平和」を意味するアマンと、13世紀に木一族が築いた麗江の昔の呼び名「ダヤン」を合わせた「アマンダヤン」は、中国で3軒目のアマン。伝統的なコートヤード形式の集合建築をもとに設計した全35室の広々としたスイートにはテラスを配し、麗江の情緒的な町並みや郊外の田園地帯をはじめ、地平線には中国で最も美しい山と称される玉龍雪山や銀峰を遠望することができる。

　リゾート内には、地元の有機食材を使用した西洋料理とアジア料理のオールデイダイニング「ザ・ラウンジ」、雲南と広東料理を楽しめる「マン・イ・シュエン」、伝統的な軽食や中国茶を提供する「ザ・ティーハウス」の3つのダイニングを揃える。スパは地元の伝統に着想を得て推拿マッサージにヨガスタイルのストレッチと指圧を取入れたメニューを用意するほか、麗江では唯一となる30名収容の最先端プライベートシネマを備えた会議室があるレセプション棟アトリウムも導入。また、宗教的背景が色濃く根付く麗江では春節の棒棒会や6月の松明祭りと様々な祭りが催されることから、町の散策や文化体験、虎跳峡といった壮麗な自然探索などが行える要望に応じたガイド付きエクスカーションを提案する。

■アマン 公式サイト