「六本木アートナイト」初の一般公募作品 ライゾマ齋藤らが公開審査

(左中)アーティスティックディレクター日比野克彦、(右中)実行委員長 南條史生、(右)メディアアートディレクター齋藤精一
Image by: FASHIONSNAP
2015.01.23 Fri. - 19:05 JST

(左中)アーティスティックディレクター日比野克彦、(右中)実行委員長 南條史生、(右)メディアアートディレクター齋藤精一
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「六本木アートナイト」初の一般公募作品 ライゾマ齋藤らが公開審査

(左中)アーティスティックディレクター日比野克彦、(右中)実行委員長 南條史生、(右)メディアアートディレクター齋藤精一
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2015.01.23 Fri. - 19:05 JST
4月25日から26日にかけて夜通し行われるアートの饗宴「六本木アートナイト 2015」の開催に先駆け、プログラムを一般から初めて募集した「オープン・コール・プロジェクト」の公開審査会が行われた。86作品から選出された10作品の企画者が、アーティスティックディレクターを務める日比野克彦氏らの前でプレゼンテーションを実施。今年から導入するメディアアート作品もラインナップし、審査委員にはメディアアートディレクターのライゾマティクス齋藤精一氏も加わった。
2009年にスタートした六本木アートナイトは、様々な商業施設や文化施設が集積する六本木を舞台に、現代アートやデザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどの多様な作品を街中に点在させ、非日常的な体験を提供する一夜限りのアートイベントで、昨年は初の雨天開催となったが約70万人が来場。本番に向けて様々な取り組みを紹介するプレプログラムの充実化を図っており、今回は公募作品の一部が一般客も交えた会場で紹介された。
一次審査を経た10作品は、レゴブロックを使ったパブリックアート「結びつく街-インタラクティブ・レゴ・アート・プロジェクト Web City-Interactive LEGO Art Project」(杉田モモ)から、スイッチと呼ばれる創作装置と演劇を組み合わせた「六本木アートナイトスイッチ」(スイッチ総研)、移動型のエンターテインメント「ズンマチャンゴのかけら箱」(ズンマチャンゴ)などジャンルが多彩。体操着を着た写真で子供から高齢者まで女性を均一に表現した「女子の標本」(髙木公美子)や、複数個のカラーコーンとLED電球を用いて街中にアートを紛れさせる「KAWAT Tower」(おかだゆか)のようにユニークなアイデアが揃った。各企画者のプレゼンテーション後には、六本木アートナイトに落とし込んだ際を想定した質問が審査委員から投げかけられ、企画者と審査委員が一緒に作品のアイデアを広げていく一幕も見られた。
審査結果は2月中旬頃に確定される予定で、最大3作品を選出。日比野氏は公開プレゼンテーションの感想を「企画者のキャラクターも同時に感じられて良かった。最近は公式プログラムではない人も勝手に作品を発表していて、街全体がオープン・コール会場になる可能性もありそう。(行政に許可が必要なので)推奨はしていないが(笑)」と述べ、「これまでは一般客として行っていた」という齋藤氏は「最近の審査では一番楽しかった。今回はメディアアートも加わるということで、ウェブサイト上でもどこで何がやっているか分かるようなコンテンツを考えている」とコメントした。
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■六本木アートナイト2015
日時:2015年4月25日(土)10:00~4月26日(日)18:00
<コアタイム> 4月25日(土)18:22【日没】 ~ 4月26日(日)4:56【日の出】
※コアタイムはメインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯
開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、 21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
入場料: 無料 (但し、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)
■公式サイト

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