
「JULIANA'S TOKYO」「FULA」「beat.」「OPERA」など、数多くのカウンターでシェーカーを振るってきた俺っちにとって、ミラーボールは特別な意味を持つ。天高の空間に抜群の存在感を放つヤツにライトを当てると、ボディの小さな鏡たちが反応し、あたりにまばゆいばかりの光を届けやがる。そんな勇ましくもセクシーな姿を見ると、長髪、ガングロ、そして◯◯だったころの血が騒ぎだす。「ガルルルル!」・・・いかんいかん。人間の本性って、すでに若かりし頃に出来上がっちゃっているのねん。あ〜、恐ろしや。さて、この業界にあって、幸いにもそんなキャツをご使用になってくれるブランドさまがいらっしゃいまして・・・
「20周年」である。ひと言でそうはいってもピンと来ないのが当たり前。1994年って「イチロー効果」(イチロー)、「同情するならカネをくれ」(安達祐実)、「すったもんだがありました」(宮沢りえ)の時代でがんすよ。もう、簡単には語れない歴史と人生があるね。ということは、バブル全盛から崩壊、リーマンショック、そしてアベノミクスとさまざまな時代を、強く、そしてたくましく生き抜いてこられたということじゃあ〜りませんか。ひとつの地、ましてや消費されて「はいおしまい!」のここ東京において、これだけの実績を積み重ねてきた黒田雄一さんには、今回ただただ「おめでとうございます!」というほかない。

今の若手たちに欠けている"アクのある個性"が、「LAD MUSICIAN」というブランドには、きちんと備わっているのだ。今後何年このスタイルを続けていくかはご本人のみぞ知る、だろうけど、ここまできたら、どこまでも見届けるしかない、ってことで。

いつもの席に座り観覧させてもらったのが、「tambourine」と「NOZOMI ISHIGURO Haute Couture」のライブショー。"カワイイヘイトナイト"と銘打ったファッションフェスは、一般のお客様もご来場です。

日比谷駅構内にある「CLUB DIANA」は、飲みずぎてもすぐに電車に乗れちゃうから、ぜひイベント以外でもご利用くださいね。
さておき、ガールズバンド「SCANDAL」と「フライイングダッチマン エフェクト」が熱唱したランウェイでは、予想通りプレス関係者の多くは、うつむき@スマホ状態でござんした。こういうノリになかなかのっていけないのが、日本人たるゆえん。まぁ、仕事もあるし・・・ねぇ。こんなことならファンたちをファーストロウにご案内した方が盛り上がったかもね。あとの祭りですけど。

途中退席者も多いなか、それでも己を貫いた両バンドはお見事。ダッチマンの捨て台詞「楽しく生きろよ〜!」は、とてもよい響きとして心に残りました。あざっす!

音楽とファッション。いまではごく当たり前として存在するカテゴリーも、長い日数をかけて先輩方が築き上げてこられたもの。自らのアイデンティティとし、あくまで王道をひた走る「LAD MUSICIAN」と、時代とストリートの要素を加えながら、モダンにチャレンジしてみせてくれる「tambourine」と「NOZOMI ISHIGURO Haute Couture」。どちらも確固たる自己がないと、ここ東京では生き残っていけないことを教えてくれる。

そんな彼らを暖かく照らすミラーボール。やっぱ、いつみてもそそられるなぁ、と思うのは決して俺っちだけではないはず。きっとお2人も「ガルルルル!」でしょ!?
おしまい。
【孤独のコレクション日記/東京編】
・10月13日(月)雨、台風、よこなぶり
・10月14日(火)台風一過 一転 汗ばむ陽気
・10月15日(水)東京 曇り しきりに 冷たい雨
・10月16日(木)東京 晴れ ぽかぽか 夜寒し
・10月17日(金)晴れ はれ ハ〜レ
・10月18日(土)楽しい 着たい それ以外に何がある?
・10月19日(日)ファッションとサブカルを結びつけた先駆者
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