「カワイイの先へ」増田セバスチャンに聞く原宿発カルチャーの今と未来

6%DOKIDOKI 増田セバスチャン
Image by: FASHIONSNAP
2013.12.10 Tue. - 10:00 JST

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「カワイイの先へ」増田セバスチャンに聞く原宿発カルチャーの今と未来

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2013.12.10 Tue. - 10:00 JST
創設から19年にわたって原宿発祥の「Kawaiiカルチャー」を体現してきたショップ「6%DOKIDOKI(ロクパーセントドキドキ)」が、内装を一新して11月にリニューアルオープンした。アーティストきゃりーぱみゅぱみゅぱみゅのアートディレクターも務める創設者の増田セバスチャンは、改装の理由として「一般化したKawaiiを自分の中で壊す」ことが必要だと考え、「Kawaiiの先」を見据えている。
1980年代から原宿の空気を肌で感じ「Kawaii」の伝道師として国内外で活動している増田セバスチャンは、人の波が途絶えた2011年の震災後、「この先の日本はどうなってしまうんだろうと世界が注目していた中で、改めて原宿オリジナルのカルチャーに目が向けられた」ことから変化が始まったと分析する。同時期にメジャーデビューしたきゃりーぱみゅぱみゅは「個性的でカラフルな原宿を象徴するアイコン」として一気に注目を浴び、音楽や映像、ファッションと結びつきながら「Kawaii」という言葉を「カルチャー」として一般に広げる存在になったことを、ワールドツアーに参加した時に感じたという。「Kawaiiカルチャーの波は海外にも派生している」と肌で感じた体験だったと同氏は振り返る。
しかし「Kawaii」が一般化することで「"派手"や"奇抜"といった表面的な認識が広がっている」ことも感じた同氏は、「メインストリームになったKawaiiを壊すことで新しいものを作る」という考えから「6%DOKIDOKI」の全面改装に踏み切ったという。これまで使用してきたパステルカラーや甘いテイストを排除し、原色を基調に破壊的な内装を取り入れたのもその表れだ。「Kawaii」を若者のエネルギーの象徴と捉え、また「インディビデュアルな思いや個性が尊重され、個々の創造力や衝動にあふれていた」という原宿の原点を意識し、従来のイメージを覆して「Kawaiiを超えたその先」を表現したかったという。今後も「Kawaiiがブームになることで画一化したり色が薄まったりしないように、常に何かを仕掛けていきたい。ヒッピーやパンクといった社会に対して個々の存在を示し時代を象徴してきたユースカルチャーとして、次世代までスピリットを残していければ」と考える。
大震災から2年以上が経ち、原宿は国内外からの来訪者が再び増加して活気を取り戻している。同氏は、海外から延べ約1000万人の来訪者を迎えると言われている2020年の東京五輪開催を見据えて「日本の象徴的な街としてさらに栄えていくだろう」と語る。これまで発信地として機能してきた「6%DOKIDOKI」は今後、原宿カルチャーを体感するメディア、そしてスピリットを共有する場として機能させ、「Kawaii」の未来を切り開いていきたいという。
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