欧州最大ファッションコンテスト「ITS」最終審査 日本の若手3名が健闘

「ITS」の最終審査
Image by: FASHIONSNAP
2013.07.13 Sat. - 07:30 JST

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欧州最大ファッションコンテスト「ITS」最終審査 日本の若手3名が健闘

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2013.07.13 Sat. - 07:30 JST
欧州最大のファッションコンテスト「ITS(イッツ)」最終審査が7月12日、イタリア・トリエステで開催された。「DIESEL(ディーゼル)」のアーティスティック・ディレクターNicola Formichetti(ニコラ・フォルミケッティ)らの前で、日本からノミネートされたファッションデザインの学校「ここのがっこう」で学ぶ大草桃子と佐藤友浩、ウィーン応用芸術大学でデザインを学んでいる上野貴大の3人らファイナリストがプレゼンテーションを実施。現地時間の13日にグランプリが決定される。
ファッション部門のファイナリストは13名。審査のトップバッターを務めた「ここのがっこう」で学ぶ大草は昨年エントリーした際のテーマ、メキシカンスタイルのプロレスで再度挑んだ。「私のモットーは『life is a fight』。前回よりシンプルに考え、クラシックな技術を徹底した。自信のあるものを出したので悔いはない」と話す。ラスト2人は上野貴大と佐藤友浩。アクセサリー部門でも最終審査に残っている上野は、15世紀のメンズウェアと日本の製本の技術、グランジを融合させたウィメンズウェアを発表。また祖父の死から得た感情をコレクションに落とし込んだ佐藤は、「苦しみと引き換えに魂が遊びに行ける遊園地」をテーマに複雑な心情を表現した。
また、海外勢の中には「やくざの入れ墨」や「サムライの鎧」など、日本にまつわるテーマで挑んだ学生も見られた。審査員を務めた2012年の「ITS」ファッション部門グランプリ鈴木一郎は、「審査をする側は初めてだが、とてもいい経験。コンセプトと完成した作品とが一貫していて、明確でわかりやすい作品が多い印象」と語る。また、「今年はいい作品だと思っていた子が最終まで残ったと思う。2人も上野君も、また他の学生も良い作品だった」という「ここのがっこう」の講師でデザイナーの山縣良和はITSの魅力について、「何より主催者のバーバラが命をかけてこの学生コンペをやっていること。毎回そこに信念を感じる」と話した。
「DIESEL(ディーゼル)」がサポートする「ITS」は、新人デザイナーの登竜門として世界的に注目されているコンテスト。2013年度で、11回目の開催を迎える。13日には、ファイナリストがショーでコレクションを発表。グランプリの他、ファイナリストが製作したデニム作品で競うDIESEL Awardなどが設けられている。
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