「LOUIS VUITTON（ルイ・ヴィトン）」の衣装を着た初音ミクが主演を務めるボーカロイド・オペラ「THE END」の再演が決定した。昨年12月に山口情報芸術センター（YCAM）で初公演された話題作で、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで5月23日、24日に開催。東京公演では通常の席に加え、本日14日より1週間限定で販売されるプログラム付のプラチナ席が用意されている。

　音楽家でアーティストの渋谷慶一郎と演出家の岡田利規による新作オペラ「THE END」は、悲劇的ストーリーやアリア、レチタティーボといった形式はそのままに、歌手もオーケストラも登場しない"ボーカロイド・オペラ"と称した初の試み。初音ミクとボーカロイド、コンピュータによる音響、映像で物語を展開する。初音ミクが着用している衣装は、アーティスティック・ディレクターMarc Jacobs（マーク・ジェイコブス）とスタジオチームによるオリジナル作品。舞台美術は、レム・コールハースのニューヨーク事務所の代表で建築家の重松象平が手がけている。

　東京公演の会場は、クラシックやオペラの殿堂オーチャードホール。10.2チャンネルのサラウンド音響と1万ルーメンを超える高解像度プロジェクター7台を持ち込み、開催を実現させたという。東京開催の発表とともに、YKBXによるイラストを吉田ユニがアートディレクションした新作ビジュアルや予告編ムービーが公開されている。