ユニクロと郵便局株式会社は10月20日より、新商品「あたたかめーる」の販売・サービスを開始した。ユニクロが展開するヒートテックを郵送することが出来るサービスで、パッケージ面に専用のシールを貼り、メッセージを書き込むことが出来る。同日都内で発表会が開かれ、ユニクロのイメージキャラクターを務める女優の黒木メイサが登壇、投函式をおこなった。サービスは12月25日投函分まで実施する。

　「あたたかめーる」は、ヒートテックのパッケージ面に送付専用シールを貼り、投函して送ることができる新サービス。「人の心も身体もあたためる」がコンセプトになっており、シールには送り主の言葉を書き込むメッセージ欄が用意されている。送付専用シールは全国のユニクロ店頭でのヒートテック購入時、または全国20の指定郵便局で入手出来る。このサービスに連動し、同20局ではヒートテックも販売。郵便局では初の衣料品販売として、合計1万着の在庫を用意しているという。

　発表会でユニクロの大苫取締役は「東日本大震災直後の声として、ヒートテックの物資支援が短時間のうちに相当数集まった。企業として現在も支援活動は行っているが、サービスとして実現したかった」と経緯を説明。宛名を被災地域の県や市町村にすると災害支援の物資窓口等へ届けられ、被災者支援に繋がることも強調した。郵送料は普段の切手代と同様で、「手頃な値段であたたかい想いを贈ることができ、楽しいコミュニケーションがとれるのではないか」と抱負を語った。

　会場にはユニクロのイメージキャラクターを務める黒木メイサが登場し、投函式を実施。「ヒートテックと一緒にメッセージを添えて贈ることで、さらに気持ちが相手に伝わる、とても素敵なサービスだと思う。贈る人も贈られる人も、お互い温かさを感じることが出来るのでは。まっさきに沖縄のおばあちゃんに贈りたい」とコメントした。