イタリア発のラグジュアリーブランド「Corto Moltedo（コルト・モルテド）」が5月13日より3日間、東京・六本木のグランド ハイアット 東京ホテルにてチャリティーセールを開催する。販売されるのは2010年までのコレクションアイテムで、全150個のハンドバッグを用意。国内で店舗展開等は行っていない「Corto Moltedo」だが、初日9時のオープン時には多くのファンが訪れた。

　「Corto Moltedo」は2004年にデザイナーGabriele Corto Moltedo（ガブリエレ・コルト･モルテド）が立ち上げたバッグブランド。Gabriele Corto Moltedoは、「BOTTEGA VENETA（ボッテガ・ヴェネタ）」の創始者で2001年までオーナーを務めていた夫妻の息子。彼のデザインする独創的なバッグは、世界のセレブリティをはじめファッショニスタから高い支持を得ている。現在、直営店舗はパリとミラノに2店舗のみ。2011年春にミラノ店をオープンした時にウェブショップも開設し、オンライン販売が可能となったばかりだ。

　「Corto Moltedo」は3月11日に発生した東日本大震災を受け、復興支援を目的としたチャリティプロジェクト「Corto Moltedo A Million Peaces Project」を始動。もともとGabriele Corto Moltedoが日本のために「自分たちにできることを」と今回のチャリティーセールが実現した。グランド ハイアット 東京ホテルの一室には、トートやクラッチ、ショルダーなど所狭しとコレクションが並ぶ。価格も3万円台〜のアイテムなど「できるだけ多くの人に参加してもらえるように（広報担当者）」と設定している。人気のシグネチャーバッグ2点については、サイレントオークション形式での販売を実施。「Corto Moltedo」は今回のチャリティーセールで100個のハンドバッグ完売を目指し、完売した時点でショップは終了となる。なお、今回の売上から経費を除いた100％を認定NPO法人国境なき子どもたち（KnK）に寄付される予定だ。