スペイン発のカジュアル衣料ブランド「Bershka（ベルシュカ）」が4月16日、日本第1号店の渋谷店をグランドオープンした。昨日開催されたプレオープンでは大沢伸一氏らによるDJやスペインのダンサー達が盛り上げるなか、3時間半で約5000人以上が来場。続くオープン日にも開店前には店舗外にオープンを待ちわびる男女の並ぶ姿が見られた。

　日本初上陸した「Bershka」は、1998年にスペイン・バルセロナ近郊で創業したファッションブランド。店内には10代後半から20代前半をターゲットとしたアイテムが常時3万点以上並ぶ。海外では既に店舗を数多く展開していることから、オープンに訪れた列のなかの女性からは「今日はスカートとトップスが『Bershka』です。海外で見てすごくよかったので」と、上陸を待ちわびていたという声も聞かれた。

　買い物を終えて店舗から出てきた人に感想を尋ねると、20代前半の男女は「少し自分たちよりも若い印象を受けた」と応えるが、しっかりとお気に入りのアイテムをゲット。「週2回新しい商品が納品されると聞いたので、それに期待したい」と、今後も「Bershka」には注目したいといった様子。一方、母親と訪れていた10代後半の学生は「とても安くてかわいい。ショップもネオンカラーが素敵」と好印象。「ZARA」にもよく通うという母親は「値段がとてもお手頃。『ZARA』で見たようなアイテムがこっちでは安くてカラーバリエーションも豊富に揃っているように感じた」と話す。

　渋谷スペイン坂下に位置するBershka 渋谷店が入る複合商業ビル「ZERO GATE」はパルコが展開している。パルコ渋谷店担当者は「今後都心部にある小規模の物件をリノベーションし、業態転換を図りたいと考えており、その実施店舗第一号として世界的企業『Bershka』の入店はとても嬉しい」と、「Bershka」に期待を寄せる。「『ZERO GATE』は、2002年パルコが原点回帰しパルコ渋谷店への入り口としてオープンしたビル。今や日本成功を収めているZARAも「Bershka」の目と鼻の先にあるZARA渋谷店からスタートした。ともに"原点"からのスタートとして元気なストリートを目指したい」と語っている。