モッズスーツの名店「洋服の並木」の企画展が、三軒茶屋キャロットタワーの生活工房ギャラリーでスタートした。ミュージシャンやお笑い芸人などに愛された40年の歴史やものづくりを紐解き、オーダースーツの魅力を紹介している。12月23日まで。

　小田急線・梅ヶ丘駅の近くにある「洋服の並木」は、2011年に亡くなった並木祐三氏が開業し、"モッズスーツの並木"として知られているカスタム・オーダーの仕立屋。60年代のイギリスで「モッズ」と呼ばれる若者達が着ていた細身のスーツを得意とし、ミッシェル・ガン・エレファントや東京スカパラダイスオーケストラ、氣志團など多くのミュージシャンに愛され、広く知られるようになった。

　企画展「モッズスーツと洋服の並木」では、並木祐三氏のスーツ作りからイギリスのモッズカルチャーまで、並木をめぐる様々な事柄を公開。オーダーの工程から縫製、仕上げといった、並木のスーツができるまでをレポートしている。また顧客のサンドウィッチマンやスクービードゥー、中島卓偉、浜野謙太、U字工事らが協力し、並木で仕立てるスーツへのこだわりや着用スタイルを展示している。

■モッズスーツと洋服の並木
　会期： 2014年11月14日（金）～12月23日（火・祝）
　時間： 9:00～20:00
　会場： 生活工房ギャラリー（三軒茶屋キャロットタワー３F）
　入場無料
　公式サイト