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"日本発"ファッションの可能性を探る展覧会「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」の開催にあたり10月17日、東京オペラシティ アートギャラリーでプレス向けに展示作品が披露された。「ミナペルホネン」や「ミントデザインズ」、「まとふ」などを含む10組のデザイナーが、新しい時代のリアリティを追求しつつ、ユニークなクリエイションを発表。開催期間は本日から12月25日まで。
「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」では、国内を中心に活躍するデザイナー10組が現在のファッション業界へ問題意識を持ち、新しい時代のリアリティを追求した作品を展示。各デザイナーの仕事を通じて、現在進行形の日本のファッションデザインを探っている。「matohu(まとふ)」、「SOMARTA(ソマルタ)」による新しい美意識の提案や「ANREALAGE(アンリアレイジ)」による既成概念の見直し、「SASQUATCHfabrix.(サスクワァッチファブリックス)」がストリートからの発信を表現するなど、発表形式は様々。目の高さほどの位置にある真っ白な鉄の仕切りでコーナーが区切られており、仕切りをくぐりながら各ブランドの展示スペースを巡回するという斬新な空間演出が行われている。
「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」のコーナーでは、デザイナー山縣良和氏による「現代版 鶴の恩返し」を表現した作品を展示。「鶴の恩返し」は、「罠にかかった鶴を助けたところ、その鶴が人間の女性に姿を変えて翁とその妻に恩を返す」という日本の民話。小屋を設置した同作は「部屋の中を覗くと、実は動物達によりお金が作られていた」という設定になっており、1,000円札(旧紙幣)を加えて飛び立つ鶴が飾られている。部屋の中にあるお金は全て布でつくられたもので、"価値のある布(=服)をつくりたい"というコンセプトのもと製作された。
参加ブランドは、「minä perhonen(ミナペルホネン)」、「mint designs(ミントデザインズ)」、「ANREALAGE」、「keisuke kanda(ケイスケカンダ)」、「matohu」、「SOMARTA」、「THEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)」、「writtenafterwards」、「h.NAOTO(エイチ・ナオト」 、「SASQUATCHfabrix.」の10組。2012年1月14日からは、神戸ファッション美術館での巡回開催も予定されている。
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