雑誌大賞実行委員会が主催する第二回雑誌大賞のノミネート作品が8月26日に発表された。2011年1月~ 2011年6月に刊行された雑誌が対象となる第二回は、「Popteen(ポップティーン)」から生まれた「あげぽよ」や「VERY(ヴェリィ)」から生まれた「イケダン」などのワードに加えて、「少年ジャンプ」で連載中の人気漫画「ワンピース」がノミネート。100誌の編集長と100名の書店員の投票によって決定される大賞は、9月27日に発表される予定。
雑誌や業界全体のブームアップを目指すことを目的としている雑誌大賞は、「この雑誌は凄かった」という雑誌に贈られる「雑誌大賞」、世の中の流行に関して「その流行元はこの雑誌だ!」という雑誌に贈られる「TREND MAKE MAGAZINE賞」、新創刊雑誌の中で最も世の中を賑わせた雑誌に贈られる「雑誌新人賞」の3部門で構成されている。3部門のなかでも半期を代表する"ワード"がエントリーされる「TREND MAKE MAGAZINE賞」には、今を象徴する"旬"のファッション雑誌が多数ノミネート。第一回は光文社発行「JJ」から生まれた「おしゃP」が賞を獲得している。
第二回「TREND MAKE MAGAZINE賞」ノミネート作品は全5誌で、100誌の編集長と100名の書店員から寄せられた選考コメントとともに発表された。「あげぽよ」は、オリエンタルラジオの藤森慎吾などがテレビを通じて「Popteen」でよく使われている「あげぽよ~!!(気分が上向きであること)」などのギャル用語を使っていたことが後押しとなり選出。「イケテル旦那」を略した「イケダン」は、CMにも使用されるなど流行語となっていると説明されている。35歳以上の魅力的な女性を呼ぶ造語「美魔女」は、先日誌名を変更した「美ST(美スト)」からのエントリー。「隠された願望をストレートに、的確に、そしておしゃれに表現している」ことが理由だという。また、KKベストセラーズより発売されている「男子食堂」は、新たに「料理男子」という市場を作っているのではとコメント。さらに、「少年ジャンプ」からエントリーされた「ワンピース」は、全く衰えることのない人気とコミックだけではなくファッション誌で男性誌・女性誌の垣根を越えて表紙に登場するなど、年代性別を越えて支持されていたことが最大の理由。「雑誌からうまれた国民的な事象だと思う」との見解が寄せられている。
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