カルチャーマガジン「FIERCIVE（フィアシブ）」が、2010年-11年冬号（No.58）より、iPadアプリケーションとしてApp Storeで販売をスタートした。同誌は季刊雑誌として1996年に創刊。アート、カルチャー、ファッション全般をビジュアル中心に発信してきた。iPadの普及に伴い、雑誌からアプリへと発信方法を変更することで、国境を越えた自由で斬新な雑誌を目指す。

　「FIERCIVE」を発行するアナザーヴィションは、フォトグラファー川島文行が1990年に創業。川島文行は、「ELLE JAPAN」や「流行通信」「装苑」等の国内雑誌で活躍する他、「Yves Saint Laurent（イヴ・ サンローラン）」「GIVENCHY（ジバンシー）」などの大手メゾンのファッション広告を手がけてきた人物だ。

　「FIERCIVE」は、1996年に時代のエッジを表現する作品集として創刊。フォトグラファーやアートディレクター、デザイナー、ヘアスタイリスト、メークアップアーティスト等あらゆるクリエーションが集結した1冊として、そのヴィジュアルに定評がある。現在では、日本だけに留まらず、パリ、ニューヨーク、ミラノ、ロンドン等のクリエイターも加わり、自由な発想のもと作品を掲載。iPadアプリケーションとして発信するにあたり、これまで1,000円で販売されていた本誌価格の無料化に踏み切った。世界のクリエイターとのコラボレーションを目指し、国境を超えた自由で斬新な雑誌をiPadマガジンとして発信していく。