連載「なんでもメイクにしちゃえばいいんです」は、ビューティライターのAYANAさんと、FASHIONSNAPビューティエディターが、日常のあちこちにあるメイクインスピレーションについておしゃべり!好きな映画やファッション、アートをメイクの”遊び”として取り入れれば、何気ない日々も特別になるかも?そんな、自分だけの”LOVEメイク”をまとう楽しさのヒントをお届けします。第2回では大人だから楽しめるピンクメイクのすゝめ。
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さて、第2回ですね。この連載では、好きなもの、素敵だなと思ったものを、自分の解釈でメイクにして楽しんじゃおうというマインドで、LOVEをメイクに変換するヒントをお届けしていこうと思います!
今回はどんなものがヒントになるでしょうか?
まずはこちらの3冊をご覧ください。
・アレクサ・チャンの著作「IT(邦題:アレクサ・チャンに学ぶオシャレの秘密)」
・アレッサンドロ・ミケーレがキュレーターを務めた「A Magazine Curated by」
・スイスのアーティスト ピピロッティ・リストのアートブック「Congratulations!」
おぉ〜どれも素敵な装丁ですね。
3冊とも、ピンクのニュアンスが印象的なんです。
最近、秋コスメが続々と発表されていますけど、色んなブランドからピンクのアイテムが登場してますよね。
それもあって、今こそピンクを楽しむ時期なのかも!とワクワクしています。
確かに!ピンクのアイテム多いですね。
ピンクって「可愛らしい」や「甘い」雰囲気と言われがちですけど、個人的にはもっと幅があると思っていて。
私も今でこそ、「かっこいいピンク」もあるよな〜と思いますが、子どものころは、女の子がピンク、男の子がブルーを使う場面が多くて「ピンク=女の子らしい色」だと思っていたかも。
フェミニン以外だと、セックスピストルズ的なパンキッシュなムードもあるじゃないですか。
でも、今回提案したいのはまた別のニュアンスのピンク。大人だからこそ似合うピンクのイメージです。
こういう強さもピンクの魅力のひとつですよね。
この3冊の中にあるのは、柔らかさのなかに芯のある、「意志のあるロマンティック」とでも言いますか。これが、強さを秘めたピンクのエッセンスのヒントになったんです。
中も素敵ですね!ピンクのロマンティックなムードもありつつ、タフなマインドを秘めている感じでしょうか?「酸いも甘いも噛み分けてきた」からこそのピンクの使い方というか......。
ニュアンスとしては柔らかいんだけど、その奥にグッと引き込む魅力を持っていますよね。
そういう雰囲気が、大人がたしなむ”可愛いだけじゃないピンク”なのかなぁと。
「大人がたしなむピンク」って、気になるワードですね。
秋コスメは特にアイメイクでピンクの提案が多いですよね。
▶︎秋コスメ一覧はこちらから
そうですよね。ただ、自分ですると、ピンクのアイシャドウにブラウンのアイラインになりがちで……。
3冊の中で見つけたピンクをヒントにすると、どんなメイクができそうですか?
思い付いたのは、ピンクの柔らかさを活かしつつ、ゴールドで強さをプラスするメイクとか。ゴールドってピンクと相性が良くて、シルバーよりぐっと重厚感が出るので、色合いに奥行きが生まれるんです。
さらに、ブラウンのアイシャドウをキワに入れてぼかしたり、ボルドーとかディープカラーのペンシルアイライナーでじんわりとした深みをプラスすると、意志のある目元を演出できそう。
そ、想像しただけでも可愛い!深さが加わると秋っぽさも出るし、落ち着いたムードも楽しめそうですね。
他にはペールトーンのピンクだったら、シルバーをアイラインに引いたり、まぶたに軽く重ねたり。そうするとアイシーな雰囲気が引き立って、程よいピンクの甘さになるんです。
パール使いも色々ですね。ペールトーンのピンクって、目元がぼんやりする気がして使いこなせていなかったのですが、冷たさを取り入れることでフェミニンになりすぎずバランスが取れるんですね。早速トライしたいです!
色や質感の組み合わせで、大人だからこそまとえる”ニューピンクメイク”ができそうじゃないですか?
私自身、年を重ねるうちに、ピンクは可愛すぎてしまうかも......と思って少し遠ざかっていたんですよね。
でも、ピンクの強さとロマンティックさを楽しむメイクも素敵だなって思えました。
もちろん可愛らしいピンクも素敵なんだけど、今年はせっかくピンクアイテムが豊富なので、こういう楽しみ方もアリじゃないですか。
同感です!
ピンク以外にも色が持つイメージには、なんとなく決まってしまっているところがあるかもしれませんよね。でも、その幅はいかようにも広げられるというか。今回そんなマインドもゲットできた気がします!
意外と思い込んでいることって多いもので......。新しい使い方を通して、ますますその色が好きになれたらラッキーですよね。
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★今回のビューティヒントアイテム★
コラム、エッセイ、インタビュー、ブランドカタログなど広く執筆。化粧品メーカー企画開発職の経験を活かし、ブランディングや商品開発にも関わる。2021年にエッセイ集「『美しい』のものさし」(双葉社)を上梓。文章講座EMOTIONAL WRITING METHOD(#エモ文)を主宰するほか、OSAJI メイクアップコレクションディレクターとしても活躍中。
(企画・編集:平原麻菜実)
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